滋賀県は高濃度汚染を無視する

鴨川に不法に投棄された木材チップの放射能を測定した結果を地元に報告し、毎日新聞(2013年11月21日)に報道された(資料1)。その記事には記者が取材した二人の研究者のコメントが掲載されている。一人は国立環境研究所の山本貴士さんで、もう一人は福島大学の塚田祥文さんである。両者とも、滋賀県が行った測定方法に疑問を投げかけている。すなわち、市民環境研究所の採用した方法(木材チップを風乾して測定する)を支持し、滋賀県が採用した、水を大量に含むままの試料を測定する方法に対して疑問を表明している。
そこで滋賀県は再調査し、以前と同じ方法で測定して3900ベクレル/kgを最高値とする測定結果を公表した。その上で、山本貴士さんに働きかけて、毎日新聞紙上で表明したコメントを撤回するように求めたようである。そして、資料2のようなコメント撤回の文書を山本さんが提出し、住民やマスコミへの再調査説明会などでかならず配布している。この山本釈明文書が、水分を大量に含んだままの試料を測定する方法は妥当だと言っているから、滋賀県の測定は正当であるというのである。そして、市民環境研究所の測定結果は間違っており、県のチップ対策には反映しないと表明した。
筆者にはこのコメントは何を言っているのかさっぱり分からない。国立研究所の研究者ですから、もう少し普通の者でも分かるように書かないと、滋賀県の圧力か泣きつきに負けて書いたとしか思われない。この見解へのコメントは後日掲載する。そして、この見解を利用して、このチップの処理対策は進みだしたのである。
資料1−20131120毎日新聞記事
資料1−20131120毎日新聞記事
資料2 山本釈明文書
山本貴士釈明書*
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石田紀郎

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「市民環境研究所は、2003年3月に、地域と環境を考える市民・学生の“溜まり場”として生まれ、膝つき合わせての勉強会「環境塾」を中心に、我々を取りまくあらゆる環境問題について、市民の目の高さで考えてきました。
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