放射能汚染木材チップの不法投棄を刑事告発

撤去作業がどの程度進んでいるかも見ることができない状況が続いている。当初から滋賀県に要望していたことがなんら明らかにされることなく、木材チップが 現場からなくなるかもしれない段階に入った。県との交渉だけでは、鴨川左岸で何が起こったのかも分からないままに終わり、このような不法行為が他の地域で発生することを防止できないと考えた。
すなわち、誰が放射能汚染チップをこの地に運び、不法に投棄し、環境汚染を引き起しながら、誰がどこにこの汚染物を持ち出し、どのように処理しているのかなどが明らかにされていないままでの終息は許されないと考え、今日1月30日に、「滋賀県放射性チップを告発する会」 は、この不法投棄事件に関与していると思われる複数の関係者を廃棄物処理法違反と河川法違反で大津地検と滋賀県警に告発した。
事態がどのように進むかは不明であるが、鴨川現地の事態解決/原状復帰と放射能汚染物資の全国的拡散防止 に繋がればと思う。
スポンサーサイト

公開しないことも市民を守る環境行政・嘉田県政だとか

1月24日午後3時から県庁で「高島の不法投棄木材チップの処置に関する質問・要 望書に対する回答」の場が持たれた。

要望1:撤去と原状回復、安全な措置の具体的説明を求めたのに対して

  ・計画通りに作業を完了し、終了後に土壌と空間線量を測定すると回答

要望2:チップの出所、搬出先、処理法を明らかにせよとの要望に対し
  ・出所については調査中であり、その他のことは公開しない。

要望3:近隣住民の安全確保について
  ・放射線量は基準以下であり、飛散防止のために配慮している。

要望4:廃棄物処理法上の不法投棄であることについて
  ・処理法違反事実を確認するための調査中である

要望5:なぜ司法に告発しないのかについて
  ・廃棄物処理法違反については県警と相談中であり、河川法違反についても告発に向け調査・準備を進めている。

との回答あり。なにも明らかにしない県の姿勢を述べただけである。現場では安全確保などまったくされていず、地面に拡げられたチップはトン袋にほとんど詰められ、100袋ほどが搬出を待っている状況である。県は投棄場所に入らずに、 市民が現場に侵入しないように見張っているだけで、作業実態を把握しているとは思えない。ガードマン役の県職員は作業のこと、立ち入り禁止区域がどの範囲か、安全確保の監視などはまったく知らず、市民が近づくと警察を呼ぶだけが仕 事のようである。環境県政などみじんも感じられない鴨川事件対応である。

20140124ブログ用

チップ撤去は最終局面なのかーそれさえも分からない滋賀県の隠蔽

1月15日に現地に出かけたが、県職員がガードマンになって市民の立ち入りを拒否しているから、門扉からずいぶん離れた湖岸よりで進んでいるはずの撤去現場は見えなかった。今日21日も同じ状況であると現地から報せが入った。どこかのテレビ局のヘリコプターが上空で待機しているので搬出用のトラックは出発できずにいるとか。2,3人の住民が入り口に近づくと警察がやって来て職務質問をしたとか。
1月15日も同じだった。立ち入り禁止の法的根拠や立ち入り禁止範囲を質問していたら制服警官4名と私服刑事4名がやって来て、名前を名乗るように強要した。どうしてここにやって来たのかと訊ねたら「県に呼ばれた」と明言した。
すべてを隠して進められる放射能汚染チップの搬出。安全対策もまったく行われず、住民によるチェックも拒否しての強行である。搬出終了後の環境調査法も示されていず、このままでは住民の立ち会い調査は実施されないだろう

知事への要望書提出と抗議の集まり

1月17日午前に「高島市・鴨川の河川敷およびその周辺における木材チップの不法投棄と処理についての要望書」を「放射能から子どもと大地・水・空気を守る会」が嘉田知事に提出した。関西の市民団体も参加しての提出行動の後で、県庁前の歩道で滋賀県当局へのアピール行動が雨と霰の降る中で行われた。
多くの市民や団体から昨年末に要望書や質問書が県に提出されているが、県は答えようとしない。闇の中で放射能汚染チップの撤去と搬出を進めている。
高濃度放射能汚染物質を福島から不法に持ち出し、滋賀県で水分を十分に含ませ、重さ(Kg)当たりの放射能濃度を下げて、普通の廃棄物として捨てても問題がないという方式を確立したのが嘉田県政である。放射能をばらまいた側にありがたい方式の確立になぜ働いているのだろう。
市民の怒りをいろんな形で県や県政関係者に送ろう。

20140117霰の降る中での抗議行動

▲2014年1月17日霰の降る中での抗議行動

<緊急> 放射能チップ・滋賀県庁前緊急集会に参加を

滋賀県高島市放射能チッブ問題については、搬出先、処理方法は依然として隠蔽され、搬出作業が強行されています。
私たちはすべての過程における情報公開を行うともに現状回復、すべての過程で適正な処理を行うことを求めます。
こうした中で滋賀県市民による申し入れ行動、記者会見が17日に行われます。
私たちは、この申し入れ内容・行動を全面的に支援し、このような異常な事態をより多くの市民や全国に知らせるとともに、私たちの要求前進に向け、申し入れ行動団体とともに緊急・滋賀県庁前集会を開催します。
多くの皆様のご参加、案内拡散をお願いいたします。

①日時  1月17日(金)昼12時から13時
②場所  滋賀県庁前歩道 (寒いので中のサロンでお待ち下さい。)
③趣旨  下記の申し入れ行動の全面支援と市民、マスコミへのアピール
④主なスケジュール
   ■申し入れ行動報告
   ■現地からの報告
⑤持ち物  各自プラカードや鳴り物など、

【共催団体】
放射能から子どもと大地・水・空気を守る会
高島の放射能汚染チッブ問題を考える市民有志の会
大阪・放射能ガレキ差止め原告団(略称)
全国放射能拡散阻止・滋賀県放射能チップ問題有志の会

放射能汚染木材チップの撤去終了間近か

2014年1月15日の琵琶湖は雪化粧の山々に囲まれて穏やかで、鴨川(滋賀県高島市)の流れも静かである。その風景には似合わない汚染チップの作業は続いているらしいが、河口間近の橋から現場は見えない。門扉と道路との間にある見張りコンテナーの中には男女2名の県職員がいる。
現場に近づくと、道路からは立ち入り禁止であるという。それなら法的根拠を示して欲しいと言うも、私らには分からないと答えるのみ。作業している人は立ち入り許可を得ているのかと尋ねると、多分そうだろうが、誰が許可したのか、許可書があるのかも知らないと言う。滋賀県が是正工事をしていると言うので、県の事業かと尋ねると、そうではないと言う。
近くに行って現場を見たいから、立ち入り禁止区域を明示するように要求するが分からないと言うのみ。鴨川の水面も立ち入り禁止かと尋ねるも回答なし。高島土木事務所の責任者もおらず、市民が撤去作業の安全性、汚染物質の飛散などを監視しようもない状態である。撤去はまもなく、終了するだろう。野積みされた袋は夜陰に乗じて県外のどこかに捨てられているらしい。嘉田知事は我々の要望書への回答を未だにしていない。

20140115鴨川

▲2014年1月15日の鴨川風景

放射能汚染木材チップの撤去搬出が急ピッチ

この連休中も木材チップの撤去作業が行われ、夜陰に乗じて県外への持ち出し搬出が続けられている。8日から10日まで迷走劇がマスコミの追跡で天下に知られたために、やり方を変えての持ち出しのようである。やはり福島に行っているのか、それとも前回の迷走劇はマスコミに追跡されることを利用した陽動作戦で、まったく別の捨て場所に持って行っているのか。いずれにしても、滋賀県が関与した不法/不当行為が行われていることに変わりはない。

放射能汚染木材チップは富山どころか福島まで行って、また滋賀県に戻った

1月8日の朝に鴨川から大量の撤去木材チップを載せて出発したトラックが10日の朝9時頃に鴨川に戻って来て、投棄現場に停車しているという。昨日(10日)の夕方のテレビ番組(テレビ朝日と読売テレビ)でトラック追跡記録が放送された。なんと、富山どころか、新潟、福島、茨城と走り、再び滋賀県に戻ってきたという。
その番組の中で、滋賀県の担当者は搬出したことは知っているが、県がやったことではないので、詳細は知らないと言い張っていた。12月26日に県への要望書を提出した際、同じ担当者達は次のように我々に述べた。すなわち、「住民は飛散防止対策などを善意の第三者に要求すればよいのかと質したところ、そのような要求は県に言うべきであり、善意の第三者に求めるのはお門違いだ」と言明した。ならば、撤去および搬出作業は県の監督下で行われているのだから、今回のトラック迷走劇も滋賀県の指示だったと解釈できる。

放射能汚染高島木材チップが福井、富山の向う(?)に持ち出された

放射能汚染高島木材チップが福井、富山の向う(?)に持ち出された
滋賀県の不法/不当なお墨付きで

「1月7日 午前8:30ごろ、チップ投棄現場に岐阜ナンバーのトラック1台が入り、10:30過ぎに荷積みが始まり、11:30に現場を出発し、一旦、マキノ(現場から25kmくらい)で給油し、福井県、富山県に入った」
と高島の知人からメールが届いた。
この汚染チップの持ち込まれる先はどこだろうか。滋賀県当局は何を自分たちがやっているのか分かっているのだろうか。

この間の滋賀県が取った手法は、これからの放射能汚染チップなどの全国拡散の道を開いたと言える。高い汚染物を雨にさらし、十分に水分を含ませ、キログラムあたりの放射能値を下げて一般廃棄物と行政が認定し,後はどこへでも捨てられるお墨付きを与えて、全国各地に拡散する手法を滋賀県がお手本を示したのである。
不法投棄なども告発せずに、「善意の第三者」という県とは無関係かのような人物か組織を登場させての撤去作業がこれからも続くのだろう。

20140107搬出作業

▲1月7日の搬出作業の様子

髙島の放射能汚染木材チップが、どこかに持ち出された

高島市鴨川河川敷に不法に投棄された放射能汚染木材チップの撤去作業が再開された。
昨年末までにチップが詰められた袋が置かれていたが、現地からの情報によると、
「昨日(1月5日)夕方〜今朝(1月6日)未明にかけて、撤去して袋詰めされたチップ3分の2程度が持ち出されました。今日までに作業が終わっているのは560m中100m弱です。また、本日地元の「見張り番」から工事委託契約、県外処分許可証の開示請求が提出されました」
とのことである。
県は市民からの要望(本ブログの12月23日掲載)を無視しての行動を取り続けている。持ち出されたチップはどこかに不法に放置されているのだろう。

あけまして おめでとうございます

3.11以降の市民環境研究所の雰囲気は激変しました。フクシマへの多くの思いを持った人々が立ち寄ってくださり、その勢いに支えられたとは言え、実力以上の運動に関係させていただきました。
「さようなら原発1000万人署名・京都の会」や「福島原発告訴団・関西支部」、「子ども・被災者支援法署名」などの事務局を引き受け、無理と思えた事務作業も、新たに市民研の仲間になった人々と一緒になんとかこなしてきました。「福島とつながる京都の会」を立ち上げ、写真展「飯舘村」を開催しました。
今年も多くの運動に参加したいと願っていますが、市民研活動の中心に据えてきました「環境塾」を再開したいと思っていますのでお力添えをお願いします。「課題と講師」のアイデア募集中です。放射能測定活動も軌道に乗っており、フクシマの被災証明に活用してください。
今年も多くの方が市民研に立ち寄ってくださいますようお願いします。

カザフの沙漠で

▲カザフの砂漠で
プロフィール

石田紀郎

Author:石田紀郎
市民研ブログへようこそ!
「市民環境研究所は、2003年3月に、地域と環境を考える市民・学生の“溜まり場”として生まれ、膝つき合わせての勉強会「環境塾」を中心に、我々を取りまくあらゆる環境問題について、市民の目の高さで考えてきました。
このブログでは、市民研に集う多くの環境関係の団体の情報を含め、新着情報を提供していきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR